NO クローン NO LIFE

クローン病に人生を振り回されてる人が書くブログ

師長さん。クローン病なので異動がしたいです

人生は配られたカードで勝負するしかない。

かの有名なスヌーピーもそんなことを言っていた。

 

 

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わたしはこんなカードゲームに参加した覚えはない。

でも神様からなのか、山札からなのかわからないけど、わたしはあるカードを引いてしまった。

 

 

 

クローン病のカードだ。

 

 

キラキラとラメっているところを見るとかなりのレアカードだと思う。

しかしこのカードが手札にやってくると色々とプレイヤーは制約を受ける。

特に人間の三大欲求を満たすために必要な食事に関して大きな制約がある。

それを破るとお腹に大ダメージを受け、人生というゲームそのものの難易度が大幅にアップする。

ある意味、というかまぁ手札に引いちゃうとデメリットしかない(レアカードなのに)

 

でもスヌーピーは言った。

 

 

「配られたカードで勝負するしかないのさ」

 

 

勝負、ではないけど、スヌーピーがそう言うならわたしも生きるため、クローン病を利用することにした。

わたしは今の部署から異動したい。

今の病棟はほんとに忙しすぎる。どんなけ手術すんねん。これではストレスで私の腸が何mあっても足らない。人間関係はいいけどそのうち死んでしまう。

 

だからわたしはもともと興味がある精神科病棟に異動したい。

そこでこのあいだの師長さんとの面談でわたしはクローン病のカードを使用することにした。

 

わたしは師長さんの目の前にクローン病のカードをかざしながらこう言った

 

「師長さん、わたしもクローン病です。あと数年で小腸を切除しなければいけないかもしれません。

この病棟にずっといれば絶対症状がもっと悪化すると思うんです。わたしにも家族がいます。もっと働いていたい。なので落ち着いていてもともと興味のある精神科病棟で働きたいです。」

 

師長さんもそこは看護師である。消化器外科で勤務されていた経験から、クローン病のヤバさはよく知っているので、話が早い。

 

「わかった。看護部長にこの話はしっかり通しておくよ。子供も生まれたばっかりなんだし、なばーゆが倒れては大変だぞ。あまり無理したらあかんで。」

 

 

 

 

(やったぜ)

 

精神科はなぜかとても人気で、ちょっとやそっとではそこに異動させてもらえない。

でもわたしはクローン病と言うウルトラレアカードを所持している。

このカード、わかる人には割と免罪符というか、水戸黄門様の印籠のような役割をする。特に看護師同士では割とこれが効くのだ。

 

 

 

 

 

すごい何か悪いことしたみたいに書いたが、でもこれわたしも必死なんです。

わたしだって長いこと働きたいしね。

一応ほんとに大黒柱だし、無理なく長く働ける職場を選びたいじゃないですか。

 

皆さんもそれぞれ配られたカードにはばらつきがあると思うけど、一見デメリットしかないように見えるカードでも使いようによっては人生で良い働きをしてくれるかもしれません。

よくよくカードの説明文を読んでみてくださいね。

 

 

なばーゆでした。

 

 

あとがき

最近病棟編成が変わり、循環器が本格的にうちに来たので内心もうちょっと循環器の勉強を続けていたいとも思っています。病棟はさらに大変になったけど循環器の勉強結構楽しいんです😚

 

 

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