暇なので京都に昔の自分の面影に会いに行ってきた
夏休みにしたかったこと
平日に卒業した大学へ遊びに行ってみる。
というのがあった。
平日に行けば現役の大学生がそこに居るのであり、昔と変わらない大学時代の思い出をリアルに再体験出来ると思ったからだ。
わたしの大学は京都にある。
京都は電車で50分くらいでつく。
京都の河原町あたりは庭みたいなものだ。
京都に行くととても懐かしい気持ちになる。大学時代の楽しかった思い出が蘇る。
前の彼女とよく行った大学周辺のスーパーやラーメン屋、100円ショップ。
そんなしょうもないお店も久しぶりに来れば胸にしみる。
大学時代は神社仏閣にも沢山行った。多分清水寺なんて4年間で20回くらい行ったんじゃないだろうか。でも祇園祭には一回も行かなかった。人多いし
7年ぶりくらいに見てみても何も変わらない景色がそこにはあった。
とりあえず大学に寄ってみた。
わたしはクローン病患者。若く見えるのでたぶん大学生として馴染んでいたと思う。
わたしが学生やっていた昔と、全然変わらない日常がそこにはあった。
なぜかとても感動したし、ああ、楽しかったんだな。ってしんみりした。
大学時代の友達ではないけど、ついでなので京都に住む旧友にもあってみた。
わたしにとっては数少ない親友だ。
彼は純・日本人なのだが、どうみても中東の国からやって来たみたいな非常に濃い顔をしており、わたしのような平たい顔族と一緒に歩けば、そのコントラストは見る人に国際交流を思わせるだろう。2人は日本語を話していた。
とても仲のよかったその彼と、5年ぶりに会ったのだけど、近況報告の中で自分がクローン病にかかったことを話した。
もちろん彼は今の仕事がファイナンシャルプランナーである為、クローン病?何それヤバイの?
という感じだったのだが、わたしがクローン病の説明をしていると段々と興味を示していき、次第に興奮して来た。
どうしたんだろうと思っていると彼は言った。
「俺もベーチェット病ってやつにかかってしまったんだ」
「ベーチェット病!?」
わたしは看護師をしているからその名は知っている。
ベーチェット病も自己免疫疾患。不治の病。原因がわかっていない特定疾患である。
なんという偶然。2人の親密度が大幅アップした瞬間で、思わずお互い握手をしてしまった。
彼も免疫抑制剤を毎日飲んでいるという。
症状は今は比較的落ち着いて居るけど、彼も原因はストレスだと思うと言っていた。
昔授業中、ずーっと後ろの席で2人で漫画を一コマずつ交代で書くというのをやっていた彼も、今は自己啓発書を読んだり、専門分野の勉強会に積極的に参加したりと、かなり社会人として攻めた生活を送っていると聞いてすごく触発された。
わたし自身は最近仕事に対して受け身になっていたので、自分も仕事がんばろって思えた。
でも仕事頑張るにはやっぱり健康第一だよね。と2人の意見は一致した。
やっぱり自分にとってとても身近な波長の合う人って、色々と共通点があって面白い。
たまには昔の旧友に会うのも悪くない。
良い夏休みの使い方をしたなぁと思ったなばーゆでした。
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