クローン患者、職場で運命的な出会いを果たす
運命的な出会いというものは予想もしない時に、突然起きるものなのかもしれない
私は看護師なので病院で働いているのだけど、昨日日勤で働いてて、カルテを打ってたら先輩が驚くべき独り言を口にしているのを耳にした
先輩「あー、Tさんにエレンタールの処方が出てるわぁ」
エレンタール!?
私は先輩の方を向いて無意識に叫んでいた
私の働く病棟(整形&循環器)でエレンタールを処方された患者なんて私が看護師やって5年、未だに一人も聞いたことがない。
なんでなんで!?と受け持ち看護師に聞いてみたらTさんは消化器内科の患者さんだった
かわいそうに消化器内科がいっぱいでうちに回されてきたのだ。
なぜか病名は忘れてしまったけど膵炎?だったか、とにかく膵臓の疾患だった。
と素人みたいに思っていた。
しばらくしてエレンタールの処方が病棟に上がってきた。
お馴染みの緑の立方体の箱だった。
職場で見るとなんかホッとする。
つづけてエレンタールのフレーバーが上がってきた
私はそれをみて衝撃を受けた。
そう、それが私の運命的で衝撃的出会いだったのだ
処方されたエレンタールは12包。フレーバーも12包上がってきたんだけどフレーバーの箱じゃなくて簡易な袋に入っていた。
おそらく薬剤師さんの善意からなのだろう。
初めてエレンタールを飲む患者さんのために、袋には6種類のフレーバーが入っていた。
お好きな味をお試しあれということだと思う。
しかしそのラインナップがとにかくすごかった。6種の内私が飲んだことのあるフレーバーは2種類だけ。他4種は私が飲んだことのないフレーバーだったのだ。まさにわたしにとって未知との遭遇。
私はポケモンやっててまだ知らないポケモンに出会った時のような喜びと高揚感を感じ、病棟でひとり小躍りした。
その入っていたフレーバーの内約はこうだ
青リンゴ味 × 1包(飲んだことある)
コーヒー味 × 1包(飲んだことある)
オレンジ味 × 2包(new!)
マンゴー味 × 2包(new!)
フルーツトマト味 × 2包(new!)
コンソメ味 × 4包(new!)
おかしくね???
エレンタールのフレーバーとして定番である青リンゴ味少なくね?そしてコンソメ味多くね?
なぜコンソメ味が3分の1のシェアを誇っているのだろう?
薬剤師界ではコンソメ味フレーバーが美味しいという情報が主流なのだろうか。
わたしがクローン病界で仕入れた情報とえらく隔たりがある気がする。
コンソメ味は激マズなんじゃなかったのか?
もしかして美味しいのか?
いやしかし・・・
探していたコンソメ味のフレーバーにこんなところで出会えるなんて・・・
(欲しい・・・!!!!)
わたしはその衝動を抑えられなかった
翌日わたしは家から青リンゴ味とヨーグルト味のフレーバーをたくさん持ってきてTさんの病床を訪ねた。
そして、コンソメ味がどれだけマズイかを力説した(飲んだことないけど)
そしてヨーグルト味のおいしさを力説し、フレーバーのトレードを申し込んだ。結果
今わたしの家にコンソメ味フレーバーが3つある。
まだ飲んでない。
ワンチャン美味しいかもしれないので3包はわたしが頂きTさんにもコンソメ味のフレーバーは一包残しておいてもらった。
飲んだらきっと私に感謝することだろう。
そしてわたしも飲んだらトレードしたことを後悔することだろう。
しかしいいのだ。
ブログのネタが1つ増えたのだから。
またコンソメ味フレーバー飲んだらブログ書きますね。