わたしとクローン病の馴れ初め② ~クローン病最初期~
クローン病との出会いから学校卒業→就職して数年はクローンさんの存在を意識することなく生活していました。
しかしわたしはあの当時、まだ結婚してなくて一人暮らしをしてたんですが今思えば食生活が酷かった。
・毎日2本の缶コーヒー(エメラルドマウンテン)
・食事は王将や天下一品、すき屋等外食で済ませる
・ポテチや揚げ物をコンビニで買ってはおやつとして食す。
一人暮らしの男なんてこういう人多いと思います。
野菜なんて買ったことなかったし、野菜の値段なんて知りませんでした。
お腹も若さゆえかこの過酷な食生活にギリギリ耐えてくれていましたね。
しかし、だんだんと、わたしの腸はSOSを送りはじめました。
脂っこいものを沢山食べた夜は腹痛とともに嘔吐するようになりました。
わたしも医療系の学校を卒業後、そっち系の仕事で飯を食ってます。
症状で「イレウスだコレ」と分かりました。
しかしわたしに病院を受診する暇などありません。忙しかったんです。
絶食で治るのを待ちました(だってそれで治ってたしね)
何が原因でそうなってるのかは考えもしなかった。
とりあえず脂っこいものを食べるとイレウスになるらしい。ということを学習しましたが、私の食欲は揚げ物を退けることを許さず、以後も数年間は腹痛と嘔吐を繰り返しながらも美食にふける日々を過ごしました。
そして昨年の正月からですね。
「なんか・・・胃のあたりが痛むぜ・・・??」
わたしは十二指腸潰瘍をやってたので胃の痛みだろうと胃酸を抑える薬を飲みました。
でも効かない。LG21を飲んでみても効かない・・・。
これはもしかして腸では??と思い、そのころは微熱も頻繁に出てたし体は激しく怠かったので近所の大腸カメラがうまいと噂の消化器内科に受診しました。
そしたらそこの先生が幸運なことに非常に有能だったんですね。
カメラを見ながら大腸と小腸の境目になんか潰瘍が出来てるのを見つけて一言
Dr「なばーゆさん、これ、もしかしたらクローン病かもしれないよ」
なばーゆ「え????・・・」
マジで!?
まぁ、疑惑が浮上した段階だったのでその時は生検をしました。
検査終了後の数週間(なにかの間違いであってくれ!!!)というわたしの淡い期待は見事裏切られ、わたしはクローン病と診断を受けたのです。
絶望したわたしでしたがその後数日して腹痛は収まり・・・
フツーに仕事を始めるわたし。。。なんかお腹の調子もよくなり
「あれ?やっぱクローン病じゃなかったんじゃね??」
などと意味不明な現実逃避を行い、食生活を戻し激務な仕事をしていました。
そしたら去年の6月。わたしは今まで経験したことのないような腹痛と発熱とともに、一旦社会からフェードアウトしていくことになったのでした。
それにしてもあの有能なお医者さんには感謝しています。
あの時すぐにクローン病だって診断してくれたおかげで今適切な治療を受けれてるんですから。
それまでずっとかかってたお医者さんの診断はずっと「ただの胃腸炎」でした。
つづく