NO クローン NO LIFE

クローン病に人生を振り回されてる人が書くブログ

イレウス一歩手前のインスピレーション

なんとなく「イレウスになりそうだな。」とふと感じる時がある。

お腹がなんだか詰まったような感じ。

脳が「そろそろご飯やめとかないとこの後リバースしますよ?」とアドバイスしてくる瞬間が誰しもあると思う。

 

 

それが昨日の夕食の時だった

 

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私はワイフが作ったチヂミとご飯を食べていた。「チヂミでご飯を食べるのかよw」という関西人にはおきまりのツッコミを口にしながら。

美味しいディナーが終わりに近づいてきた頃、お腹に違和感を感じた。

なんかお腹が詰まったような感じがする。プチ吐き気もする。即座に脳がアドバイスをささやき始める。

 

「このまま食べ続けると危ないですよ。ウィーン!ウィーン!(警報音)」

 

私はこの後に待つ冷蔵庫で冷えた美味しいデザートを食べるのを断念して脳の言葉に耳を傾けることにした。

そして過去の経験から、脳のこの的確なアドバイスは聞いておいて損はない。と言うか、間違いなく彼の予測は予言になるであろうと確信できた。

 

わたしが平成の怪物なら、この時のことを後にこう振り返っただろう

「自信が確信に変わりました。」と

 

 

 

私は脳の言うことを聞いた。

これは今思い返せば英断と言う他ない。

そしてミヤBMを飲み、湯たんぽをお腹に当ててすぐに眠ると言う神の一手も併せて実行した。

これは藤井聡太も唸るようなソツのない一手であり、それはこれからの未来に起こるであろう腹痛と嘔気・嘔吐という末路を完全に防ぐための最善手と言ってよかった。

 

 

私は最善手を打って眠った。21時を少し回った時間だった。

イレウスが起きそうな時は十中八九眠り出して2時間程で強烈な腹痛と嘔気に襲われ、体温も38℃以上に達するのが鉄板の流れだ。

私はその流れになるのは受け入れていた。流れに身を任せるのだ。人生諦めが肝心。

 

 

Let it be・・・!

 

 

 

しかしどうだろう。私が次に目を覚ましたのは朝の6時前ではないか。

夜があけている。

最善手が最高の結果を残した瞬間だった。

「脳さんハンパないっテ」と思った。Tシャツを作れば売れるかもしれない。

脳さんというのはここぞという場面で的確なアドバイスをしてくれる。

 

 

脳に「いつもありがとう。」というと、彼ははにかんだ笑顔で私にウインクを返してきた。

早朝の少し開けた窓から、爽やかな空気が入って私のほほをかすめて行く。

簾の隙間からよく晴れた青い空がのぞいている

こんな気持ちいい朝が迎えられるなんて今日は仕事できっといいことがあるだろう。

わたしは手加減を知らない太陽に感謝するとカバンを背負って仕事に向かった。

 

 

 

 

 

自分の理性の言うことは聞いておいて損はないですね。

欲が勝っちゃうことの方が多い世の中ですけれども

 

                                    fin